最も流動性が高い通貨ペア

最も流動性が高い通貨ペア

流動性-市場価格に最も近い価格で迅速に売却される資産の力。
しかし、流動性は何らかの形で測定されなければならないので、一つの定義だけでは「最も流動性が高い通貨ペアはどれか?」に対する回答には不十分です。

特定の通貨ペアの未決注文の総量を計算して、それを他の通貨ペアの値と比べるのが理想です。こうすることで、通貨ペアを最も流動性の高いものから最も流動性の低いものにランク付けできます。

しかしながら、Forex市場にはセンターが一つもなく、現時点におけるオープン注文の実際の数は神のみぞ知るため、こうした値を計算することができません。

その一方で、異なる通貨ペアの変動、つまり各通貨ペアの総取引量の割合に関するデータはいくつかあります。

つまり、Forex市場における総取引量を100%とすると、各通貨ペアは全体の総取引量に対して一定の割合を占めていることになるのです。

最も流動性の高い通貨ペア

2019年1月時点における各通貨ペアのシェアを示すチャートを入手しました:

The Most Liquid Currency Pairs

留意事項: このチャートについては、現在の市場状況に関して100%の正確さは保証できませんが、誤差5~10%以下です。

最も流動性の高い通貨ペアはEUR/USD(ユーロ/米ドル)で、Forex市場における総取引量の20%以上を占めています。

2番目に流動性が高い通貨ペアはUSD/JPY(米ドル/日本円)で、14%を占めています。

3番目に流動性が高いのはAUD/USD(豪ドル/米ドル、9%)です。

その他の通貨ペアに関する情報については、上のチャートをご覧ください。

ところで、上のチャートの中で最も流動性の低い通貨ペアはGBP/CHF(イギリスポンド/スイスフラン)です。ちなみにXAG/USDは通貨ペアではありません。

もちろん、他にも数多くの通貨ペアがあり、主にエキゾチック通貨ペアについては、その中でどれが最も流動性が低いかは誰も知りません。メジャー通貨ペアと比べて、流動性が全くないのかもしれません。

流動性のある通貨ペアの魅力とは?

最も流動性がある通貨について関心をお持ちなら、これは重要です。事実、注文実行の質は流動性や手数料に深く関連しています。

より流動性の高い通貨ペアの特徴は以下です:

  • 稀なスリッパージ;
  • 低いスプレッド;
  • 迅速な注文実行。
Spread and most liquid pairs
最も流動性の高い通貨ペアのスプレッド

多くのトレーダーがより流動性の高い通貨ペアの取引を好むのはこのためで、中にはEUR/USDの取引のみに「固執して」他の通貨ペアの取引について考慮さえしないトレーダーもいます。実際のところ、7つのメジャー通貨ペアの流動性の相違は、一つの通貨ペアのみを選んで取引するための十分な決め手にはなりません。

ところで、今、メジャー通貨ペアについて触れましたが、ペア自体に流動性があるわけではなく、ペアを構成している通貨に流動性があります。

「通貨ペア」という言葉を流動性の定義に当てはめると、「流動性とは迅速に売却される通貨の力」になります。しかし、通貨ペア自体を売却するのではなく、特定の通貨を売買します。従って、通貨ペアの流動性は、ペアを構成している通貨の流動性から導き出されます。