February 15, 2020

2020年度の世界で最も収益性の高い企業トップ10

2020年度の世界で最も収益性の高い企業トップ10

最も価値ある企業の一覧についてはすでにご紹介しましたが、驚くことに、この一覧と現時点における最も収益性の高い企業の一覧はかなり異なります。

ポイントとなるのは、企業の価値が高く、時には過大評価されることもありますが、他の類似企業よりも収益が低い場合があるということです。

こうした企業のトップ10をご紹介したいと思います。この記事では、昨年に最も収益が高かった企業をご覧いただけます。

2020年1月20日時点における企業の生産高データと財務諸表の分析であることに留意してください。

では早速みていきましょう。

収益性の高い企業トップ10

#1

Walmart

5144億0500万ドル
ウォルマートスーパー

業種: 小売業
製品: ベーカリー食品、ビール、冷凍食品、肉製品、医薬品、シーフード、その他の商品

Walmartは、世界で最も収益性の高い企業のランキングで1位を占めています

Walmartは、アメリカとカナダにおける最大の小売チェーンで、平均よりも低価格で商品を販売しています。サム・ウォルトンにより設立され、アーカンソー州の北西部に位置するベントンビルに本社があります。興味深いことに、Amazonのような効率の良い配送システムを確立していません。

しかし、独創的なアイデアを時々実現しています。例えば、2013年には隣人がオンラインで購入した商品を届けることに同意した買い物客に対して、ディスカウントを提供していました。

このランキングでトップの座に君臨していますが、弱点もあり、店舗拡大の問題やAmazonとの競合、顧客からの頻繁な苦情などの課題を抱えています。

しかし、こうした問題はその資本化レベルや世界的な影響力を考慮すると、危機的なものとは程遠いです。

多くの分析専門家によると、Walmartはその巨大な規模のために「自重」によってのみ「崩壊」する可能性があるといいます。古風な勤務体制を採用しているこの巨大企業が、急速に成長する市場において迅速に再編するために24時間週7日体制での対応を強いられる中、それに素早く適応できるかどうかは誰もわかりません。

#2

Sinopec Group

4146億4900万ドル
シノペック

業種: 石油精製

China Petroleum & Chemical Corporation(Sinopec Group)は、中国有数の国営企業で、世界で最も収益性の高い企業の一つです。 このランキングでは2位に位置しています。

1983年より運営されていた国営のChina Petroleum & Chemical Corporationの再編後、1998年に設立されました。油田・ガス田の探査および開発や石油・ガスおよびその派生加工製品の販売を行っています。

興味深いことに、2009年に最恐の刑罰、死刑を宣告されたChén Tónghǎiが2003~2007年に代表取締役を務めていました。

面白いことに、中国Sinopec Groupの前代表取締役であるWang Tianpuもまた、2017年1月に贈収賄により15年半の自由剥奪を宣告されました。

#3

Royal Dutch Shell

3965億5600万ドル
シェル

業種: 石油・ガスの抽出および精製、化学製造
製品: 石油

このイギリス・オランダの石油・ガス会社は、収益においてフォーチュン・グローバル500のランキングで3番目に位置しています。 本社はオランダのハーグにあります。

1907年にRoyal Dutch Petroleum CompanyとThe Shell Transport and Trading Company Ltd. が合併してこの企業グループが設立されました。国際市場においてアメリカ企業と競合するために、この合併が必要になったのです。

世界80ヶ国以上において石油・ガスの抽出および精製を行っていて、30以上の石油精製プラントを100%または一部所有しています。また、世界最大の給油ネットワークも所有しています(43,000ヶ所以上)。太陽電池の生産とその他の代替エネルギー源の開発にも携わっています。

#4

China National Petroleum

3929億7600万ドル
中国石油集団

業種: 石油精製

中国石油天然気集団公司は、中国最大の石油・ガス会社で、北京に本社があります。最も収益性の高い企業においてフォーチュン・グローバル500で4位に位置しています。

解散した中華人民共和国石油省の資金をもとに1998年9月17日に設立されました。100%国有の同社の主な事業は、陸上および海上における油田・ガス田の地質調査と開発です。

1993年以降、主にカザフスタン、アゼルバイジャン、ロシア、ベネズエラ、オマーン、ペルー、スーダン、トルクメニスタンなどを中心に世界的に事業を展開しています。

#5

State Grid

3870億5600万ドル
ステートグリッド

業種: 電気エネルギー

State Gridは、この業界において世界最大の規模を誇る中国の送電網会社で、世界で最も収益性の高い企業ランキングで5位に位置しています。

1986年に始まった国の電力部門の3段階改革の副産物として、2002年に中華人民共和国国務院により設立されました。

この改革により、それまでの中国国営電力公社が送電網会社2社から分離され、国営電力システムが生まれました。現在、State Gridは送電網会社5社と電力会社24社を運営しています。

同社は主に国内および国外(フィリピンやブラジルなど)の送電網の構築と運営を行っています。

#6

Saudi Aramco

3559億0500万ドル
アラムコ

産業 :石油およびガスの抽出と精製
製品 :石油、天然ガス、その他の石油化学製品

サウジアラビアの石油会社であるSaudi Aramco社は、このリストの中で最もミステリアスな企業のひとつです。

とりわけ多くの人を驚かせる事実は、フォーチュングローバル500社のリストに掲載されたのは2019年が初めてであり、それまでは一度も、トップ10はおろか、ランキングにすら含まれていなかったことです。

さらに驚くべきことに、Saudi Aramco社は2019年3月に初めて、財務諸表を公開しました。それらによると、同社の純利益は2018年に1111億ドルに達しました。この金額は、Appleが生み出した利益のほぼ2倍です。

また、その年の12月、Saudi Aramco社はタダウル証券取引所に上場しました。同社の時価総額は1.88兆ドルに達し、世界で最も市場価値の高い企業となりました。

今日、同社は石油生産・備蓄の世界的リーダーと見なされています。

あなたが興味を持つかもしれない補足:Saudi Aramco社は、米国のデラウェア州で1933年に設立されました。1944年まで、その名前はCalifornia-Arabian Standard Oil、1944年から1988年まではArabian American Oil Company (Aramco)でした。

会社の設立自体は、カリフォルニアのAmerican Standard Oilがサウジアラビア政府から譲歩を受けたことがきっかけでした。その後、Texas Oil Co(Texaco)、Standard Oil of New Jersey(現在のExxon)、Socony Vacuum(現在のMobil)などの他の企業もAramcoの株主になりました。

今日、同社はサウジアラビア政府に属しています。本社はダーランにあります。

#7

BP

3037億3800万ドル
ビーピー

業種: 石油・ガスの抽出、加工
製品: 石油

BPは、21世紀の初めに代替エネルギーと大気排出量削減の問題に特に注目し始めました。

ヨーロッパ全土で「クリーンシティ」キャンペーンを開始して、温室効果ガス排出枠の販売プログラムを導入し、太陽エネルギーの生産を拡大しました。

代替エネルギーに携わる特別部門が設置され、太陽光、風力、水素、ガスエネルギーの生産分野において事業を拡大しました。

#8

Exxon Mobil

2902億1200万ドル
エクソンとモービル

業種: 石油およびガス産業
製品: 石油

ExxonMobilは世界最大の石油・ガス会社で、その株式はオープン証券市場で自由に取引されています。

世界各地で生産施設を運営して製品の販売を推進している他、六大陸で石油と天然ガスの抽出を行っています。

ほぼあらゆるエネルギー・石油化学分野において、石油・ガス産業を先導しています。

#9

Volkswagen

2783億4100万ドル
フォルクスワーゲン

業種: 自動車
製品: 自動車

Volkswagen Groupはドイツの自動車関連会社で、ヨーロッパ15ヶ国とアメリカ、アジア、アフリカの6ヶ国に自動車メーカーが48社あります。

一日あたり26,600台以上製造し、世界150ヶ国以上で販売およびアフターサービスを行っています。

フォルクスワーゲン、アウディ、シート、シュコダ、フォルクスワーゲン商用車、ベントレー、ブガッティ、ランボルギーニ、スカニアAB、MAN AG、ドゥカティ、ポルシェ、ItalDesign Giugiaroなどの有名な自動車ブランドを手掛けています。

Volkswagen Groupは、日本のスズキ株式会社の大株主です。本社はドイツのヴォルフスブルクにあり、そこにはAutoMuseum Volkswagenがあります。

10

Toyota

2726億1200万ドル
トヨタじどうしゃ

業種: 自動車製造
製品: 自動車

トヨタは、1924年に創業した日本企業で、豊田佐吉によって設立されました。興味深いことに、豊田佐吉は自動車製造ではなく織機製造に従事していました。その息子の豊田喜一郎が自動車製造に興味を持ち、知的生産機の特許を販売して得た資金をもとに自動車生産部門を設立しました。

2019年に世界における年間自動車売上高が約2720億ドルに達しました。当時、日本国内での自動車販売台数は大幅に減少していました。これは、同社の世界市場における活動の証です。

本社は愛知県豊田市にあります。

11~50位

こちらで最も収益性の高い企業トップ50をより一目でご覧いただけます:

# 企業名 収益
11 Apple 2655億9500万ドル
12 Berkshire Hathaway 2478億3700万ドル
13 Amazon.com 2328億8700万ドル
14 UnitedHealth Group 2262億4700万ドル
15 Samsung Electronics 2215億7900万ドル
16 Glencore 2197億5400万ドル
17 McKesson 2143億1900万ドル
18 Daimler 1975億1500万ドル
19 CVS Health 1945億7900万ドル
20 Total 1841億0600万ドル
21 China State Construction Engineering 1815億2400万ドル
22 Trafigura Group 1807億7400万ドル
23 Hon Hai Precision Industry 1756億1700万ドル
24 EXOR Group 1750億0900万ドル
25 AT&T 1707億5600万ドル
26 中国工商銀行 1689億7900万ドル
27 AmerisourceBergen 1679億3900万ドル
28 Chevron 1663億3900万ドル
29 中国平安保険 1635億9700万ドル
30 Ford Motor 1603億3800万ドル
31 中国建設銀行 1510億1100万ドル
32 General Motors 1470億4900万ドル
33 Mitsubishi 1452億4300万ドル
34 本田技研工業 1433億0200万ドル
35 Costco Wholesale 1415億7600万ドル
36 中国農業銀行 1395億2300万ドル
37 Alphabet 1368億1900万ドル
38 Cardinal Health 1368億0900万ドル
39 SAIC Motor 1363億9200万ドル
40 Walgreens Boots Alliance 1315億3700万ドル
41 JPMorgan Chase & Co. 1314億120万ドル
42 Gazprom 1313億0200万ドル
43 Verizon Communications 1308億6300万ドル
44 中国銀行 1277億1400万ドル
45 Allianz 1267億9900万ドル
46 AXA 1255億7800万ドル
47 Kroger 1211億6200万ドル
48 General Electric 1202億6800万ドル
49 Fannie Mae 1201億0100万ドル
50 Lukoil 1191億4500万ドル