April 30, 2019

2020年世界で最も高価な通貨トップ10

2020年世界で最も高価な通貨トップ10

世界最強の通貨はどの通貨でしょうか?

ほとんどの人は、英国ポンドこそが世界最強の通貨である、と考えています。しかし、実際にはそうではありません。事実、英国ポンドは強い通貨ですが、数は少ないもののそれよりも強い通貨は確かに存在しています。

通貨の価値をより効率的に比較できるよう、2020年1月20日時点で世界最強とよべる通貨をリストにまとめました。

このリストと世界最弱の通貨トップ10と比較してみると、重要な違いがあることが確認できます。

1位-クウェート・ディナール (1 KWD = 3.29 USD)

世界で最も高価な通貨はクウェートディナールです。
二番目に高価な通貨バーレーンディナール。

通貨コード-KWD

クウェートディナール為替レート:
1 KWD = 3.29 USD(クウェートディナールから米ドル)。
1 KWD = 366.50 JPY(クウェートディナールから日本円)。

世界最強の通貨はクウェートディナールです(対米ドル)。

クウェートは莫大な富を持つ小国です。また、非常に安定した経済基板に加え、非常に低い失業率を持つ非課税の国としても有名です。同国通貨クウェートディナール(Kuwait Dinar)は、その交換レートが好評です。そのレートを維持できる理由は、世界市場に向けて提供されている大量の石油によって説明が可能です。

安定した石油ベースの経済、高度に発達した石油生産・輸出により、クウェートは世界で最も豊かな国のひとつであると考えられています。

ここでの石油生産は、他の石油産油国と比較して簡便、かつ安く行えるため、国家収入の80%以上が石油産業から来ています。

2003年以降、クウェートディナールは米ドルにペグされるようになりましたが、2007年に同国政府は、クウェートディナールを加重通貨バスケットにペグすることを決定しました。

2位-バーレーン・ディナール (2.65 USD)

二番目に高価な通貨バーレーンディナール。
二番目に高価な通貨バーレーンディナール。

通貨コード-BHD

バーレーンディナールの為替レート:
1 BHD = 2.66 USD(バーレーンディナールから米ドル)。
1 BHD = 291.66 JPY(バーレーンディナールから日本円)。

バーレーン・ディナールは2番目に高価な通貨です。

バーレーンはペルシア湾に浮かぶ人口100万人強の島国です。クウェート同様、この国の最大の収入源は石油の輸出です。

興味深いことに、バーレーン・ディナールは米ドルに固定されていて、米ドルに対する為替レートがすでに14年間も同じままです。

3位-オマーン・リアル (2.60 USD)

世界で3番目に高価な通貨であるオマーンリアル。
世界で3番目に高価な通貨であるオマーンリアル。

通貨コード-OMR

オマーンリアルの為替レート:
1 OMR = 2.60 USD(オマーンリアルから米ドル)。
1 OMR = 285.17 JPY(オマーンリアルから日本円)。

オマーンはアラビア半島の国です。その戦略的な立地のおかげで、経済が発展していて生活水準が高いです。

バーレーン・ディナール同様、オマーン・リアルも米ドルに固定されています。

注目すべき点は、この通貨の購買力が非常に高いために、政府が1/4および1/2リアル紙幣を発行せざるを得ないことです。上の写真は1/2リアル(ハーフリアル)です。

4位-ヨルダン・ディナール (1.41 USD)

トップ高価通貨ヨルダンディナール。
トップ高価通貨ヨルダンディナール。

通貨コード-JOD

ヨルダンディナール為替レート:
1 JOD = 1.41 USD(ヨルダンディナールから米ドル)。
1 JOD = 154.65 JPY(ヨルダンディナールから日本円)。

ヨルダン・ディナールが高価な理由を明らかにするのは困難です。この国の経済は発展していなく、石油などの不可欠な資源が乏しいにもかかわらず、1ヨルダン・ディナールが1.41米ドルで、世界最強の10通貨のひとつになっています。

5位-イギリスのスターリング・ポンド (1.26 USD)

上位5通貨の英国ポンド。
上位5通貨の英国ポンド。

通貨コード-GBP

英国ポンドの為替レート:
1 GBP = 1.32 USD(イギリスポンドから米ドル)。
1 GBP = 146.76 JPY(イギリスポンドから日本円)。

大半の人がイギリス・ポンドが最も強い通貨だと考えていますが、このランキングにおいてトップ5にとどまりました。

イギリス自治領では独自の紙幣が発行されていて、イングランド銀行が発行する紙幣とは見た目が異なりますが、為替レートは1対1です。

したがって、スコットランド・ポンド、北アイルランド・ポンド、マンクス・ポンド、ジャージー・ポンド、ガーンジー・ポンド、ジブラルタル・ポンドの他、セントヘレナ・ポンド、フォークランド諸島ポンドがあります。

面白いことに、イギリス本国では「他の」ポンドでの決済に対して快く応じてもらえないこともあります。

6位-ケイマン諸島ドル (1.20 USD)

ケイマン諸島ドル。
ケイマン諸島ドル。

通貨コード-KYD

ケイマン諸島ドルの為替レート:
1 KYD = 1.22 USD(ケイマン諸島ドルから米ドル)。
1 KYD = 133.72 JPY(ケイマン諸島ドルから日本円)。

ケイマン諸島は世界有数の税金天国です。この諸島では、何百もの銀行やヘッジファンド、保険会社に権限が与えられました。

税金天国の国々を先導していることから、1ケイマン諸島ドルは約1.22米ドルです。

7位-ヨーロッパ・ユーロ (1.14 USD)

強いユーロ通貨。
強いユーロ通貨。

通貨コード-EUR

ユーロ為替レート:
1 EUR = 1.11 USD(ユーロから米ドル)。
1 EUR = 122.56 JPY(ユーロから日本円)。

ユーロ通貨はここ数年で強くなったため、最強通貨のランキングにおいて昇格を果たしました。その強さの理由の一部は、いくつかの経済発展国を含むヨーロッパ諸国の公式な世界通貨であることです。

また、ユーロは世界の全貯蓄の22.2%を占める第2位の準備通貨です(米ドルは62.3%)。

8位-スイス・フラン (1.04 USD)

安定したスイスフラン。
安定したスイスフラン。

通貨コード-CHF

スイスフランの為替レート:
1 CHF = 1.01 USD(スイスフランから米ドル)。
1 CHF = 111.53 JPY(スイスフランから日本円)。

スイスは世界有数の富裕国であるだけではなく、最も安定した国の一つです。その銀行システムは断固たる「銀行秘密」で有名です。

また、そのハイテク商品も全世界において非常に知られています。

この紙幣の実物を見た際はよく観察してください。 私が今まで目にしてきた紙幣の中で、唯一縦にデザインされた紙幣です。

9位-米ドル

米ドル。
米ドル。

通貨コード-USD

米ドルの為替レート:
1 USD = 109.62 JPY(米ドルから日本円)。

アメリカが世界経済を先導していることから、その通貨は「世界の準備通貨」と呼ばれるようになりました。つまり、どんな場所でも(どんな国でも)ドル決済が可能なのです。

10位-カナダ・ドル (0.75 USD)

カナダドル。
カナダドル。

通貨コード-CAD

カナダドルの為替レート:
1 CAD = 0.75 USD(カナダドルから米ドル)。
1 CAD = 83.27 JPY(カナダドルから日本円)。

カナダ・ドルは世界第5位の準備通貨です。1ドル硬貨に描かれた鳥にちなんで「ルーニー」と呼ばれることがよくあります。

番外編

世界の経済情勢や政治情勢が劇的に変化しているため、このランキングにとどまるのが難しい通貨もあります。以下は過去にトップ10入りしたことのある通貨です。

オーストラリア・ドル

オーストラリアドル。
オーストラリアドル。

通貨コード-AUD

オーストラリアドル為替レート:
1 AUD = 0.68 USD(オーストラリアドルから米ドル)。
1 AUD = 75.77 JPY(オーストラリアドルから日本円)。

興味深いことに、上の写真の新オーストラリア紙幣には、視覚障害者が紙幣の価値を見分けるのに役立つ触覚機能(点字)があります。

また、オーストラリアでは小口購買での現金払いの割合を減らすことで、現金の使用を抑えています。

リビア・ディナール

リビアディナール。
リビアディナール。

通貨コード-LYD

リビアディナール為替レート:
1 LYD = 0.71 USD(リビアディナールから米ドル)。
1 LYD = 78.35 JPY(リビアディナールから日本円)。

リビア・ディナールにはディルハムと呼ばれる名目貨幣があります。面白いことに、1ディナールは1,000ディルハムで、誰もが考えていたような100ディルハムではありません。

アゼルバイジャン・マナト

アゼルバイジャンのマナ。
アゼルバイジャンのマナ。

通貨コード-AZN

為替レートアゼルバイジャンマナト:
1 AZN = 0.59 USD(アゼルバイジャンのマナトから米ドル)。
1 AZN = 64.55 JPY(アゼルバイジャンのマナトから日本円)。

アゼルバイジャン・マナトがこのランキングに登場したのは驚きでした。しかし、この近東の国の通貨は米ドルに比べてわずかに弱いだけです。

この国の経済力は驚くほど強く、失業率が低いです。

セボルガンリギーノ(Seborgan Luigino)とは?

セボルガンリギーノと呼ばれる通貨の名前を聞いたことはありますか?

セボルガンリギーノは、イタリアとフランスの国境にあるセボルガ公国に存在する通貨です。主に現地で流通しており、他の国では有効な通貨とは見なされていません。

しかし興味深いことに、現地レートは1 SPL = 6 USDでありセボルガ以外で公式に認められた場合、世界最強の通貨になる可能性があります。

したがって、SPLに大きな価値があるにもかかわらず、世界最強通貨リストにランクインすることができていません。

高価な通貨は経済力の強さを示しているのでしょうか?

あまり繁栄していない国の通貨は価値が下がる傾向があることは知られています。その一方で、経済が順風満帆な場合、その逆の結果を目にすることはほとんどありません。

実際には、通貨の価値が常に上昇し続けていた事例はありませんでした。これには様々な理由が考えられます。国にとって、絶え間ない通貨の強化は有益ではありません。なぜなら、国民が出費する代わりに積極的に節約し始めるためです。

つまり、高価な通貨はその国のインフレプロセスが規制されていることを示しているだけなのです。

また、日本についてもここで触れるべきです。世界有数の経済大国であると同時に、日本円の価値は非常に低く、1 USD=109.77 JPYです。

投資を決断する際に、最も高価な通貨に関する情報を活用するのはほぼ不可能でしょう。この場合は、最も安定した通貨を考慮するのが得策です。


ところで、「見本」の記載がない紙幣の画像を用いてはいけないのを知っていますか?皆さん、これは法の順守に関する知識です!